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悲しみのゴリラ(絵本)大人におすすめ

クレヨンハウスから出版されている「悲しみのゴリラ」という絵本をご存知ですか?

落合恵子さんが訳されているこの本‥、大人にぜひ読んでほしい一冊です。

どちらかというと大人向けの絵本ですが、多感な子供にも読んでほしいとても優しい本でした。

悲しみのゴリラ(絵本)あらすじ

悲しみのゴリラ(絵本)のあらすじを簡単に紹介します。

ママを亡くした少年を主人公に、その心の動きの変化を繊細に描いた作品です。

登場人物は、少年とその父親、そしてゴリラ

「ママはどこに行ったの?」などの少年の問いかけに、ゴリラが1つ1つ丁寧に答えていきます。少年に優しく寄り添うゴリラの言葉がとても印象的です。

本の最後では、少年と父親の関係性が変わっています。ママを亡くした直後は「個」としてそれぞれ悲しみに暮れていましたが、じっくり自分の心と向き合うことで、次は悲しみを他者(父親)と分かち合う過程が描かれています。

少年の心や父親との関係性の変化を、美しい水彩画とともに見ることができます。

悲しみのゴリラ(絵本)の感想

実は、初めて悲しみのゴリラ(絵本)について知った時、「私はこういうお涙ちょうだいの本は苦手だ」と思っていました。

本に限らず、感動モノや悲しい作品全般(映画・ドラマ等)に苦手意識を持っていたからです。

でも、読んでわかったのは「悲しみのゴリラ」は悲しい本でも感動を誘うものでもないということです。

ただただ美しい水彩画と、少年に寄り添うゴリラの優しい気持ちや言葉に触れ、泣いてしまいました。

「悲しみのゴリラ(絵本)」の色は全体的にブルーの色調ですが、必ずどのページにも明るい「赤」が差し色として使われていて、まるでどんな悲しみや困難の中にあっても「希望」があるということが暗示されているかのようでした。

少年のそばでずっと優しく見守るゴリラのように、自分は人に寄り添うことはできるか?自分だったらなんて言うか?などを考えずにはいられませんでした。

深い深呼吸ができるような、本当に素晴らしい1冊です。

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